はじめに
「同棲を始めたいけど、毎月どれくらいお金がかかるのか不安…」と思うカップルは多いです。生活費が2人分になることで支出は増えますが、家賃や光熱費をシェアできるため一人暮らしよりもお得になることもあります。
この記事では、同棲にかかる費用の平均額・内訳から、収入別のシミュレーション、分担方法や節約術まで、わかりやすく解説していきます。
同棲にかかる費用の全体像
同棲に必要なお金は大きく分けて2種類あります。
- 生活費：毎月発生する支出。家賃・食費・水道光熱費・通信費・交通費など。
- 初期費用：同棲を始めるときにかかる一時的な費用。敷金礼金、引越し代、家具家電など。
生活費は「毎月安定して払えるか」が重要で、初期費用は「貯金をどのくらい用意するか」がカギになります。
同棲でかかる生活費の平均と内訳（家賃を除く）
家賃以外の生活費の目安は 7〜10万円程度 です。
- 食費（4〜6万円）
2人で自炊を中心にすれば4万円前後で収まります。外食やコンビニを多く利用すると6万円以上かかるケースも。
例：平日は自炊＋休日外食を取り入れると、食費のバランスがとりやすいです。 - 水道光熱費（1.5〜2.5万円）
電気・ガス・水道を合わせた金額。季節で差があり、冬は暖房・ガス代で高くなりやすいです。 - 通信費（1.5〜2万円）
スマホ2人分とWi-Fi回線を含めた額。格安SIMを使うと大幅に節約できます。 - 交通費（1〜2万円）
通勤定期代や移動の多さによって変動。リモート勤務が増えれば抑えられます。
家賃は手取りの25〜30％が目安。例えば手取り30万円なら7〜9万円の家賃を選ぶと安心です。
同棲生活費のシミュレーション
- 手取り月収30万円（2人合計）
家賃7.5万円＋生活費8万円＝約15.5万円
→ 貯金できる額は月5〜7万円程度 - 手取り月収40万円（2人合計）
家賃10万円＋生活費9万円＝約19万円
→ 貯金できる額は月10万円前後 - 手取り月収50万円（2人合計）
家賃13万円＋生活費10万円＝約23万円
→ 貯金できる額は月15万円前後
収入が上がるほど「住居や生活レベルを上げる」か「貯金に回す」かの選択がポイントです。
同棲でかかる初期費用の平均と内訳
同棲スタート時に必要な初期費用は 50〜80万円 が一般的です。
- 賃貸契約費用（家賃4〜6か月分）
敷金・礼金・仲介手数料・前家賃など。家賃10万円なら40〜60万円かかるケースもあります。 - 引越し費用（5〜15万円）
荷物量や距離で大きく変わります。繁忙期（3〜4月）は割高です。 - 家具・家電（20〜40万円）
ベッド・ソファ・冷蔵庫・洗濯機・電子レンジなど、最低限そろえるだけでも大きな出費に。
「新生活応援セット」を活用したり、リサイクルショップやフリマアプリで揃えると半額以下に抑えることも可能です。
同棲費用の分担方法（生活費・初期費用共通）
- 折半する：もっともシンプル。収入差が小さいカップル向け。
- 収入に応じて割合で分担：例えば収入比6:4なら費用も6:4で負担。収入差が大きい場合に公平感が出やすい。
- 項目ごとに担当：家賃は彼氏、食費は彼女など、支払う項目を分ける方法。
初期費用は折半が多いですが、引越し代や家具代などは「持ち込む物の量」によって調整するケースもあります。
同棲生活でのお金の管理方法
- 一括管理：共同財布や口座をつくり、そこからすべて支払う方法。
- 個別管理：分担分だけ各自で支払う。プライベートなお金も守りやすい。
- クレジットカード管理：まとめてカードで支払い、ポイントを家計に還元。
もめないためのお金ルール
- 同棲前に「費用の分担」と「お金の管理方法」を話し合う
- 収入差や家事分担も考慮し、お互いに納得できる形を決める
- 家計簿アプリを使い、支出を“見える化”する
同棲生活費を節約する方法
- 外食を減らし、まとめ買い＋自炊で食費を抑える
- 就寝・起床時間を合わせてエアコンの稼働時間を減らす
- 電気・ガスの契約プランを見直す
- サブスクや娯楽費を整理し、「おうち時間」を楽しむ
よくある質問（FAQ）
- 収入差があるときはどう分担する？
→ 割合で負担するのが一番公平。無理なく続けられます。 - 折半がきついときは？
→ 家賃や通信費など固定費を見直すのがおすすめ。 - 同棲は貯金いくらで始める？
→ 生活費3か月分＋初期費用を目安にすると安心です。
まとめ
同棲にかかるお金は、毎月の生活費7〜10万円＋家賃、そしてスタート時の初期費用50〜80万円が目安です。分担方法や管理ルールをあらかじめ決めておけば、金銭トラブルを避けられます。節約も取り入れつつ、安心して同棲生活をスタートしましょう。
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