同棲にかかる初期費用の平均はいくら?

同棲の初期費用は、平均で約80〜100万円かかるのが一般的です。
なぜこれほど高額になるかというと、賃貸契約時に必要な敷金・礼金・仲介手数料がまとまって発生するうえ、二人暮らし用の広めの部屋を選ぶケースが多いためです。
- 都市部(東京・大阪など):家賃相場が高く、初期費用も100万円を超えることが多い
- 地方:家賃が安いため、全体的に60〜80万円程度に収まることもある
- 単身引越しとの違い:一人暮らしなら50万円前後でも可能ですが、同棲は二人分の家具・家電や生活用品が必要になる分、費用がかさみます
同棲に必要な初期費用の内訳

大きく分けると以下の4項目です。
賃貸契約費用(約40〜50万円)
- 敷金:家賃1〜2か月分
- 礼金:家賃1〜2か月分(不要の物件もある)
- 仲介手数料:家賃1か月分+消費税
- 前家賃・火災保険・保証会社利用料など
家賃8万円の場合、契約時に40〜50万円かかることも珍しくありません。
引越し費用(約5〜15万円)
- 業者に依頼:荷物量や距離によって変動
- 二人分の荷物だと単身より割高
- 繁忙期(3〜4月)は料金が1.5〜2倍になることも
家具・家電購入費用(約20〜40万円)
- 冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、ベッド、ソファ、ダイニングテーブルなど
- 新品で揃えると高額になるため、中古やレンタルを組み合わせて節約する人も多い
生活用品(約5〜10万円)
- カーテン、寝具、調理器具、掃除用品、洗面・バス用品など
- 「意外に忘れやすい小物類」で思った以上に出費がかさむ
初期費用をシミュレーション

家賃8万円の1LDKの場合(首都圏想定)
- 賃貸契約費用:約45万円
- 引越し費用:約10万円
- 家具・家電:約30万円
- 生活用品:約5万円
合計:約90万円
都市部 vs 地方
- 都市部(家賃8〜10万円):合計90〜110万円
- 地方(家賃5〜6万円):合計60〜80万円
このように、同棲の初期費用は「家賃水準」に大きく左右されます。
同棲の初期費用はどっちが負担?分担方法3パターン

カップルごとに事情は違いますが、代表的な分担方法は次の3つです。
- 完全折半
→ 公平でシンプル。ただし収入差がある場合は負担感が偏ることも。 - 収入割合で分担
→ 収入に応じて「7:3」「6:4」などで割り振る。無理なく続けやすい。 - 一方が立て替え、後から調整
→ 引越しを急ぐときに便利。後から家賃や生活費で調整できる。
💡 おすすめは収入割合に応じた分担。同棲は長期的に続くため、無理のない分け方がトラブル防止になります。
同棲の初期費用を抑える5つのコツ

- 礼金なし物件を探す(最近は増加傾向)
- フリーレント付き物件を選ぶ(最初の1〜2か月家賃が無料)
- 中古・アウトレット家電やレンタルサービスを活用
- 引越しは繁忙期を避ける(5〜6月・9〜11月が狙い目)
- 実家から持ち込む(寝具・食器などは特に節約効果大)
初期費用が払えないときの対処法

- 家賃を下げる:駅から離れたエリアや築年数の古い物件を選ぶ
- 家具家電を最低限で揃える:冷蔵庫・洗濯機・ベッドだけ先に購入
- 分割払い・カード払いを活用:家電量販店は分割手数料無料キャンペーンもある
- 親や身近な人に一時的に借りる:無理のない範囲で検討
同棲をはじめたあとの生活費も忘れずに

初期費用だけでなく、毎月の生活費もシミュレーションしておきましょう。
- 家賃:8万円
- 光熱費:1.5〜2万円
- 食費:5〜7万円
- 雑費・交際費:2〜3万円
👉 二人暮らしの生活費は月20〜25万円前後が目安。
「初期費用90万円+生活費3か月分60万円=合計150万円」程度の準備があると安心です。
まとめ

- 同棲の初期費用は平均80〜100万円前後
- 大きな内訳は「賃貸契約費用」「引越し費用」「家具・家電」「生活用品」
- 分担は収入割合に応じると不満が少ない
- 礼金なし物件や中古家電を活用すれば節約可能
- 初期費用だけでなく、生活費を含めた資金計画が成功のカギ
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